売れる仕組みを可視化する!カスタマージャーニー活用

「なぜ売れないのか分からない」「リードは獲得できているのに成約につながらない」
そんなマーケティングや営業の課題に直面していませんか?
その原因は、顧客の購買行動の流れ=カスタマージャーニーが把握できていないからかもしれません。
この記事では、「売れる仕組み」を明確にするためのカスタマージャーニーの活用法を、基本から実践的な活用事例まで含めて解説します。
カスタマージャーニーとは?
カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを知り、興味を持ち、購入・リピートに至るまでの行動・思考・感情のプロセスを時系列で可視化したものです。
一般的なジャーニーのステップは以下の通り:
ステージ | 顧客の状態 | タッチポイントの例 |
---|---|---|
認知 | サービスの存在を知る | 広告、SNS、検索、口コミ |
興味 | 詳しく調べてみる | LP、ブログ、動画 |
比較 | 他社と比較する | 資料DL、ホワイトペーパー |
検討 | 具体的に導入を検討 | 個別相談、見積依頼 |
購入 | 実際に契約 | 営業対応、フォーム入力 |
継続・紹介 | 利用継続&口コミ紹介 | メール、サポート、紹介制度 |
なぜカスタマージャーニーが“売れる仕組み”の可視化につながるのか?
① 顧客視点で全体像を俯瞰できる
マーケティング施策は時に“自社都合”になりがちです。カスタマージャーニーは顧客起点で描くため、「今この人は何を求めているか?」を把握した上でのアプローチが可能になります。
② 課題のボトルネックを特定できる
「資料請求は多いけど商談に進まない」など、どの段階で離脱が多いのかを明確にすることで、施策改善の優先度が見える化されます。
③ マーケと営業の連携がしやすくなる
ジャーニーを共有することで、「どのタイミングでどんな情報を渡すべきか」や「営業が引き継ぐベストなタイミング」などを共通認識として持てるようになります。
活用のための3ステップ
1. ペルソナを設計する(誰のジャーニーか?)
曖昧なターゲットでは有効なジャーニー設計はできません。まずは具体的なペルソナを1人設定し、そこからジャーニーを組み立てましょう。
2. ジャーニーマップを作成する
ExcelやMiro、Canvaなどを使い、「ステージ」「タッチポイント」「顧客の思考や行動」「自社の対応施策」を一枚にまとめていきます。
3. チームで共有し、定期的に見直す
ジャーニーは一度作って終わりではありません。成果データや顧客フィードバックを元に継続的にアップデートしましょう。
まとめ
カスタマージャーニーは単なるフレームワークではなく、売れる仕組みを構築・改善するための可視化ツールです。
属人的だった営業やなんとなくやっていたマーケティングも、ジャーニーを活用することで“科学的”なアプローチへ変化させることが可能です。
「売上をもっと仕組みで伸ばしたい」「マーケと営業の連携を強化したい」という方は、ぜひカスタマージャーニー設計にチャレンジしてみてください。