KPIとは?初心者でもわかる意味・KGIとの違い・活用の基本

ビジネスの現場でよく聞く「KPI(ケーピーアイ)」。
しかし、「意味は聞いたことがあるけど正確にはよくわからない」「KGIとの違いが曖昧」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、KPIの基本的な意味、KGIとの違い、そして実際の活用方法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
KPIとは?
KPIとは「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」の略で、目標(KGI)を達成するための中間的な指標を意味します。
たとえば、「売上1億円達成(KGI)」を目標にしている場合、「月間の問い合わせ件数」や「資料請求数」などがKPIに該当します。KPIは、最終目標に向かって“今どこまで進んでいるか”を測るものです。
KGIとの違い
用語 | 意味 | 例 |
KGI | 最終目標(ゴール) | 年間売上1億円、契約100件 など |
KPI | 目標達成に向けた中間指標 | 月間リード数100件、成約率30% など |
KGIは「結果」、KPIは「その結果に至るまでの過程」を数値化するイメージです。
KPIを設定するメリット
- 進捗を数値で把握できる
- 改善すべきポイントが明確になる
- チームの目標を揃えやすくなる
KPIがあれば、日々の業務が”なんのための行動か”を意識しやすくなり、結果的に生産性の向上にもつながります。
KPIを活用するためのステップ
STEP1:KGI(最終目標)を明確にする
売上、利益、シェア率などのゴールを定めます。
STEP2:KGI達成のプロセスを分解する
そのために必要なアクション(集客、商談、クロージングなど)を洗い出します。
STEP3:KPIを設定する
プロセスごとに測定すべき指標を決定します。
STEP4:定期的にモニタリング・改善
週次・月次で振り返り、必要に応じて施策や指標を調整します。
よく使われるKPIの例(マーケティング編)
主なKPI例
- Webサイト:PV数、直帰率、CVR(コンバージョン率)
- 広告運用:クリック率、CPC(クリック単価)、CPA(顧客獲得単価)
- メール配信:開封率、クリック率、反応率
- SNS運用:フォロワー数、エンゲージメント率、投稿への反応数
まとめ:KPIは“目標達成のための道しるべ”
KPIは、日々の活動がゴールに近づいているかを確認するための指標です。正しいKPI設定と運用ができれば、チームの方向性が明確になり、成果にもつながりやすくなります。
まずは自社のKGIを明確にし、それを分解して「測れる」「改善できる」KPIを設定していくことが成功への第一歩です。