BtoCペルソナを深掘りする質問例50選

「BtoCのターゲット設計でペルソナが大事って言われるけど、何を聞けばいいのかわからない…」
そんな方に向けて、“売れるペルソナ”をつくるための質問例を50個、目的別に整理してご紹介します!
そもそもペルソナとは?
ペルソナとは、あなたのサービスや商品を**「最も理想的に使ってくれるお客様の具体像」**を意味します。
年齢・職業・趣味といったプロフィールだけでなく、価値観や行動パターンまでを描くことで、マーケティング施策が「誰に向けたものか」がブレなくなります。
質問の活用ポイント
- 自社の商品・サービスに合った顧客を“再現”するのが目的
- すべての質問に答える必要はなし。目的に応じてピックアップ
- アンケート・インタビュー・レビュー分析などで使える!
【質問例】ペルソナを深掘りするための50の項目
1. 基本プロフィールを明確にする質問
「まずはどんな人か?」の土台をつくります。
- 年齢は?
- 性別は?
- 居住地はどこ?(都市、地域、地方)
- 家族構成は?(独身・既婚・子持ち)
- 職業は?(会社員、フリーランス、主婦など)
- 働いている業界や業種は?
- 年収または可処分所得は?
- 最終学歴は?
- 住まいの形態(賃貸、持ち家、シェアなど)
- 通勤手段と時間は?
👉 補足:生活背景を知ることで、商品価格帯や訴求ポイントを絞り込めます。
2. ライフスタイルを想像させる質問
「この人、普段どんな毎日を送っているんだろう?」
- 平日の1日の過ごし方は?
- 休日はどう過ごす?
- 趣味や特技は?
- よく行く場所は?(ショッピングモール、カフェ、旅行先など)
- 好きなブランドや商品は?
- 大切にしている価値観は?
- 人生の目標・ビジョンは?
- 今、抱えている悩みや不安は?
- ストレスを感じたときの対処法は?
- 影響を受けた人物や出来事は?
👉 補足:感情に近づくことで、「刺さるメッセージ」が見えてきます。
3. 消費行動・購買心理を探る質問
「この人はなぜ、どうやって商品を選ぶのか?」
- 最近買った高額商品は?
- その商品を選んだ理由は?
- 購入前に比較検討する情報源は?(口コミ、ブログなど)
- オンラインとオフライン、どちらでよく買い物する?
- よく使うECサイトや実店舗は?
- 買い物の頻度は?(週1、月1など)
- キャンペーン・セールに反応するタイプ?
- レビュー・評価はどのくらい重視している?
- サブスクリプションサービスの利用状況は?
- 商品購入後の満足度・リピート意欲は?
👉 補足:購買決定に関わる「心理の動き」を捉えるための質問です。
4. 情報収集の行動パターンを知る質問
「どうやって情報と接触しているのか?」
- よく使うSNSは?(Instagram、X、YouTubeなど)
- 日常的に使うメディアは?(テレビ、Web、アプリ)
- お気に入りのサイト・ブログ・アカウントは?
- メルマガを読んでいる?
- インフルエンサーや専門家の影響は?
- よく見る動画コンテンツのジャンルは?
- ポッドキャストなど音声メディアを使う?
- ニュースはどこから取ってる?
- Web広告への反応は?
- 「信頼できる情報」と判断する基準は?
👉 補足:広告・SNS・メールなどの施策設計に直結する情報です。
5. ブランドとの関係性・期待を掘る質問
「自社ブランドに何を求めているのか?」
- 好きなブランドは?
- そのブランドのどこが好き?
- ブランドに求める価値は?(価格、品質、ストーリー)
- どんなときにブランドに共感する?
- ロイヤルティ(継続して選びたくなる気持ち)はある?
- コミュニケーション(メール・SNSなど)に期待していることは?
- サステナビリティなど社会的な姿勢への関心は?
- ブランド主催のイベント・キャンペーンには参加したい?
- 新商品への期待は?
- 改善してほしいこと、不満点は?
👉 補足:ブランディング戦略やファン化施策に活用できます。
まとめ:質問でペルソナの“解像度”が決まる
ペルソナ設計は「絵を描く」のではなく、「情報で組み立てる」こと。
上記の質問はあくまで“パーツ”。ヒアリング・アンケート・インタビューなどで収集した情報をもとに、1人のリアルなストーリーとして組み立てることが大切です。